タンブルウィード
タンブルウィード、転がる雑草。目立たなくても前進する雑草でありたい。
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【金曜ロードショー】『もののけ姫』 感想&考察
2014年、下半期になって初めての更新は7月恒例のジブリ地上波放送の感想となります。
感想と言っておきながら放送前に記事を書いていますが、内容は記憶しているので大丈夫のはず。


ジブリは作品数と日テレの独占放送権によってよく金曜ロードショーでやっているイメージです。
ですが『もののけ姫』は2011年7月以来となり、今回の放送はなんと3年ぶりとなります。意外。
個人的には『もののけ』と『千と千尋』がジブリの中で一番好みです。一番なのに2つという矛盾。
作品の好き嫌いはヒロインの好みと一致しているのですが、同感してくれますかね……?


               野生っ娘ハァハァ

可愛いだけなら萌え絵で構わないのですが、そういったデザインよりよっぽどサンの方が好きです。
野生っ娘とかいうジャンルは無いのですか!? 綺麗な靴を履く女性より裸足くらいでいいのですよ。
和服の似合う女性(キャラ)も捨てがたい。千尋はこのタイプで、サンは両方を兼ねています。
……自分の嗜好を書いて誰が得するんだろう。うん、やめよう。

サンの頭の輪はヒッピーバンドといい、アメリカ発祥の自然回帰をうたった集団の装飾品。
ヒッピー自体の素性は置いといて、後世の文化が隠し味になるのは現代の作品だからこそ。
作中の石火矢に似た武器が、あの時代にもあった可能性も捨てきれないんだとか。




“もののけ”の舞台は室町時代。エミシ(おそらく東北)に住む次期族長・アシタカヒコが主人公。
ナゴの守というミミズまみれのイノシシに襲われ、ミミズを伝染させられて治す為の旅に出ます。
ミミズはタタリ神と呼ばれ、怨念や憎悪が形となったもののようです。


   やっぱりホモじゃないか(歓喜)

               ┌(┌^o^)┐ホモォ…!?


里から出るだけなのに髪を切り、許婚だったはずのカヤからお別れの言葉まで言われるアシタカ。
大袈裟すぎね? と感じますが、当時は旅になんて出たら生きて戻って来れないのが普通です。


          髪型どうした

各所でフラれただとかNTRだとか言われるカヤカワイソス……。剣や着物まで物凄く設定が詰まっています。
もう会えない夫になるはずだったイケメンに飛行石みたいな石を捧げ、それを真ヒロインに渡される。
何か設定はあるのかもしれませんが、一般人からしたらアシタカ酷ぇよ! になりますわそりゃ。

度に出て有名なBGM。ヤックルは「シュナの旅」にも出てきます。この間に中国地方まで移動したそうです。





タタラ場で人間勢力の現状が明かされます。あの病人はハンセン病でしょうか。
エボシは悪役でありながら人間には慕われています。人妻とイチャコラしてたらサンの襲撃へ。
こいついつも襲撃されてんな。ぬわん疲れたもおん。

サンvsエボシを止め、若い方が好みだったのかサンを連れ去るイケメン。お前ノンケかよお!?
ゴンザが終始噛ませ犬。ここで年齢相応の(リアル)厨二病を発症させてしまうアシタカくん。

               邪王炎殺黒竜波
               くッ……鎮まれ、俺の右手ッ……!(黒歴史)

後で思い返して死にたくなるパターンですね。タタラ場を出たらサンが起きて立場逆転になります。
「ニンゲンカエレー」と叫ぶ猩々。子供の頃に何故か声マネしていたな……。
シシガミの森でサンはアシタカをシシガミに委ねますが、シシガミは中立を貫いています。
同じく中立を貫くアシタカの命を永らえさせたのでしょう。神にさえモテるイケメン。

サンのお迎え。自分もサンが口移ししてくれる干し肉が食べたいです。アシタカそこ代われ。
山犬一家の住処に寝かせてもらい、ここで三輪セウスモロの君と会話があります。
有名な「黙れ小僧!」ですが、紳士の私にはこんな風に聞こえてきます。


――――――――――――――――――――――――――――――
アシタカ「サンをどうする気だ。あの子を道連れにする気か」
      (将来の嫁を危険にさらす訳にはいきません!)

          ↓
モロ「如何にも人間らしい手前勝手な考えだな。サンは我が一族の娘だ」
   (どこの馬の骨とも知らん男に娘はやれんな!)

          ↓
アシタカ「あの子を解き放て! あの子は人間だぞ!」
     (お願いしますお母様! サンを僕にください!)

          ↓

         _z| ::::::::ヽヽ;;;;;;;;;|   ' ^ l:::  |''7;;;:::;::::: |ム,,
      ,,_z'''  |ヽ、;;;;;;-'''''''             '''''~~L,,<_,,
      >'''   从'''                     ><,
   ,,,-彡                           ''>\,,
   >'''                              ''\<_,,
  彡'''                               ''\,,<
 彡::                     , ,           ミ \
>:::     彡               ;; ;;     ,,,;      \ ミ
::::::..:    从::          ` 、   '' `  ,,/´ ,,     ト <_,,
:::::::::: .  从::::::     ,,ヽヽヽ、  ヽ、 ( ) ノ  ノ''/^|   ヾ  <
::::::::::彡  /::::::::::::   ''、\((n\   ), )/ ( /、n))/    ミ;;,, ミ
::::::::彡 ..::и/:::::::::::....::::::::::::::...ミ三\'''' ':;;ノ;;;;ゞ `´//彡⌒   ヾ  ミ
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::(:::イ::|::::::::::::::::::i:/从:::::::::::::::::::;;;;;;;;;l||l|λ^',::V;;|/::;λ/|ノ'':::::::::::从::::::::<  黙れ小僧!!!
:::::::::::从::::::::::::::从:|l:|N:::::;:::;;:;:;;;;;;;;;;;;;|lll||.ヾ;;::::::|:::::;;ノ ||l|:::::::::::::::|:|:::::::::::<
:::::::、wv\|ヽ:::::::|;;;|;;从;i;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ll|> | V^V^l/ト'//:::::::::::|::从::::::::/|:ム
        ~~''''::;;|;;;;从从|;;;;;;;;;;;;;;;;ヾミミ^-^-^ 彡'/::::::i:::/|/::::::::从::::::::∨^ ∨^ ∨^ ∨^ ∨^
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          ↓
モロ「お前にあの子の不幸が癒せるのか。森を侵した人間が我が牙を逃れる為によこした赤子がサンだ」
   (娘は育児放棄した親から私が引き取り育てて来たのだぞ!)

          ↓
アシタカ「だが共に生きる事は出来る」
     (それでも僕はサンを幸せにしてみせます!)

――――――――――――――――――――――――――――――


まるで結婚前の挨拶。決して私の心が汚れているからこんな会話に置き換わっている訳ではない。うん。

モロは「黙れ小僧!」と言いながらもアシタカと生きる道もサンにはある、と言っていました。
モロはサンが人間として生きる道を残す為に衣服や装飾品を与えて育てた、とはよく聞きます。
あながち視聴者の勝手な考察ではないかもしれませんね。

それにしても寝ているサンが可愛くて仕方ない。野生児なんだから裸足でも良かったろうに(個人的嗜好)

     かわいい(ノンケ)
     丸まって寝る姿は人間の女の子。ただし岩の上。看病した痕跡が羨ましいぞアシタカめ。


ここから人間と森の戦いになっていきます。ジコ坊の率いる唐傘連は帝の命令で動いているんですね。
「坊」といい格好といい、僧兵として雇われている存在に近いようです。

シシガミは「罪を憎んで人を憎まず」な法律に思います。森を荒らす人間に危害を加えない命そのもの。
規律を破って神殺しを遂げて、やっと暴れ出します。デイダラボッチに変身。ぼっち言うな。

               ゼルネアス亜種

首を返せばノルマクリア。戻った森はシシガミの元の森ではないと言います。そんなご都合主義じゃない。
監督はこれについて語っていた気がします。Wikiや昔の特集は読んでいるだけで面白いです。


               結婚してしまえ

ノルマ達成までにお姫様抱っこして夫婦喧嘩して、肩を寄せ合い2~3回は抱擁した二人。イチャコラサッサ
もうお前ら遠距離恋愛やめて結婚しとけ。  カヤ? 知らない子ですね……。
ラストシーンでちゃっかり「アシタカは好きだ。でも人間を許す事はできない」とか告白しよった。
サンはツンデレ系・もふもふ野生っ娘ヒロインである事が確定。最高である。



後半は放送直前にネタバレし過ぎない配慮もあり、かなり端折りました。『アバター』の先駆けかも。
『千と千尋』と違って考察記事が書き難いのです。抽象的な描写が非常に少ないからです。
これはこういう事では? という視聴者に任せる展開ではないんですよね、時代劇ですし。

「考えるよりも動け」な作品だと思います。だからアシタカが格好良く見えるのでしょうね。
直感的とも言えます。それだけ『千と千尋』より一通り見れば理解できる流れなのです。
さて、今日はニコニコ動画で実況を片手に見る事にします。

パヤオは映画タイトルを『アシタカせっ記』と予定し、鈴木Pに『もののけ姫』に変えられたなんて話も。
英語圏での表題は【Princess Mononoke】。代わりに『アシタカせっ記』はBGM名として残りましたね。


せっかくなので丁度2年前、ブログ開設当初に書いた『千と千尋』考察記事をリンクさせておきます。
もうあれから2年か……。画像も動画もない頃の記事です。今年も放送してくれると思ってたんだがなぁ。
     →【千と千尋の神隠し 考察】  【千と千尋の神隠し 考察2】




最近のバラエティ番組に出ているネタとしての米良さんではなく、本気の米良ボイス。


          ↑
パヤオがビクビクしている収録なんて近づく事すら出来ませんわ。なんだこの大御所!?(驚愕)
三輪さんの笑い声には背筋をゾクゾクさせる効果がありますね……。国民栄誉賞が2人も居ます。

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ハンターハンター135話感想&蟻編を考察
「フリージャンル考察」カテゴリーの記事は11月から丁度半年ぶりの更新となります。
「アニメ/漫画」カテゴリーでも間違いではないのですが、今回はハンター蟻編を全体的に見ていきます。
公式には蟻編は来週の136話を含みますが、135話の盛り上がりに乗じてみます。

漫画で泣きました。アニメ見ました。泣きました。あんなモン我慢しろって方が無理だろうが。
おかしい……涙腺が死んでいる事に定評があった私が最近は感涙してばかりだ……。


     ヒョーリイッターイwwwww


黒背景からの見開きでこの絵を最初に見た時は、言葉にできないながらも感動はしました。
泣いたのは読み返してみた最近です。この時にはもうコムギ大好き症候群を患っていました。
アニメで動きと声が入ると尚更ですね。お前らパームに見られてるくせにイチャイチャしやがって!
末永く爆発しろ。爆死した後もイチャコラし続けろ。


            王ムギうへへへ

原作でも最期のシーン付近はコムギがやたら美人に描かれている気がしますが、普段の方が好みです。
このシーンのコムギとか可愛さを極めていますよ。王ムギに「乾杯しやうじゃないか」。
王は人類最強クラス(ネテロ)にあっさりと勝利しても、力の無いコムギに一度も勝てないんだなぁ。

放送事故を避ける為にも黒背景でなくオーラの描写が入りました。ホタルのような儚い印象を与えます。
それにしても3話を詰め込みましたね。後日談を今週にして来週で王ムギをやって欲しかったです。
6月中に蟻編を収めるには仕方がないのでしょう。時系列はやはり前後しています。


今回はアクセス数が好調なので過去の感想記事をリンクさせておきます。こうして更に伸ばす魂胆。
【ハンターハンター116話のエンドカード……!】
【ハンターハンター126話 王vsネテロ】
【ハンターハンター131話にゴンさん降臨】


―――――――――――――――――――――――――――――


以下は蟻編全体を見渡しての考察になります。その割には個人的感想も含みますけどね。
何年もかかっただけあって序盤とはピトーの顔が変わり、何より世界にハゲが二人増えました……。


          あっあっあっ
               ハゲ1号
               ハゲ2号
   有名な「あっあっ」と、読者の間でもハゲさん呼ばわりが定着したノヴさん。狼も毛が抜けてブルドッグに。


     ボ  「This way……」

何よりネタとして完成され尽くしているゴンさんを産み出した功績は計り知れない。さすが冨樫。
名言・名シーンは盛り沢山なのですが、今回は真面目に王を中心として物語を見ていきます。



王だけを見るならテーマはに集約されるはずです。冨樫も意識してか、それらしい表現をしています。
愛には色んな形があります。親子愛は人間も畜生も持っていますね。ところが違いはあります。
畜生が持つ愛は子孫繁栄によるものである事が前提なのです。人間はそれに限りません。

王とコムギが恋仲に見えるのは普通です。最後のやり取りなんてカップルや夫婦そのものです。
ですが二人は軍儀に没頭し、求愛は何もありませんでした。それでも二人の間には愛が見えます。
王の学んだ愛は人間的なものです。子孫繁栄の愛では生まれた意味を悟れないでしょう。


王の一生は短く、劇的でした。王は生まれながらにして万能ですが、死ぬ間際はまるで子供のようです。
王は結局勝てなかったのにコムギに様抜きで呼んでもらい、手を握ってもらってもいますね。
条件のない無償の愛に感じます。親という年齢ではありませんが、コムギは親のポジションです。

話は逸れて、28巻の表紙は愛を説くキリスト教の宗教画チック。キリスト教っぽいのは本編にも。
死から蘇ったキリスト → ネテロ戦後の王の蘇生なんかはそのままですね。母性とも出ていますし。
王はキリストと重ねているのかもしれません。「ピエタ」をご存知でしょうか。


            ウィキペディアより

……もうご覧の通りラストシーンが思い浮かびます。聖母マリアの位置はコムギ、キリストの位置に王。
生まれて間もない王は最初から子供だったとも言えます。恋を通り越して愛を描いたんですね冨樫は。
黒背景は「風が吹くとき」という原爆を取り上げた漫画(映画)がモデルとも噂されています。


ネテロ(仏)とはある意味で対比だったのかもしれません。仏は人間からしか成れないと言います。
「蟻」という字ですが、虫偏を人偏に置き換えると「儀」。グンギの“ギ”となります。
「軍議」でなく敢えて「軍儀」という名称にした可能性が高いです。


コムギは最期に王が異形だと察したのかは不明です。また、今後の展開によって伏線になる存在もあります。
人間の底すらない悪意の象徴が薔薇なら、悪意をばら撒きたいジャイロは薔薇をどうするのか。
ウェルフィン一行が追っている時点で未回収のまま終わる事はなさそうです。


―――――――――――――――――――――――――――――――


考察はこのくらいで。蛇足だと思いながらも王ムギの死後を妄想してしまいますよね……。
王が勝つまでコムギが勝った場合の条件“もう一局”が続いていると思うと幸せな終わり方に思います。
“少し眠る”→“すぐに行きますから”と言っているんだから、そう思って……いいよね?

綺麗に締めた気もしますが、二人のラストシーン後に蟻による総死傷者数を出すなんて酷い!
簡単にはハッピーエンドにさせてくれませんよね、冨樫ですし。現実も見とけってか。


            もう一局お願いすます!

エンドカードてめぇまた泣かす気か。来週は32巻339話のラストシーンで締めて欲しい所。
原作も無駄に気合入って連載中……マズイな、冨樫のHPはあと数週間しかない気がする……!




          ↑
実際には劇場版と蟻編の両方で使えるように作った曲だとしても、やはり2番は王ムギを連想します。
ヒョーリイッターイwwwwwwwwww  そういえば今週はさすがに「大地を踏みしめ」なかったか。
予告のゴンは空気を読め。そして来週のブロヴーダにも泣かされそうです。

ヒット作でわかる創作手法の今
     「目を覚ますと、見渡す限りニンゲンの肉塊が転がっていた」

          QBざまあwwwww
               どうしてここで僕の画像なんだい? 訳がわからないよ。



……突然ビックリさせて申し訳ありません。ドン引きしてくれたら私の勝ちです。
どういう事かと言うと、記事タイトル通りではありますが、アニメなどのフィクション作品における考察に
関する文章でした。本日は岡田氏のニコ生動画を見た私が創作作品について語ります。
あくまで個人的なものですが、拙い文章力でも理解頂けるようにヒット作を例に書いていきます。






これが転載動画ですね。昨日、初めて存在を知りました。わかりやすい上に、こういう考察は大好物です。
この記事を読む前に見ておく事をお勧めします。中々に興味深い内容でした。続きもありますよ!
ちなみにコレは11月分の最新動画であり、「劇場版まどか☆マギカ ―叛逆の物語―」が題材です。
ネタバレ注意。しかし途中まではTV版だけ、又はまどマギを知らない人にも大丈夫な内容となっています。

ここからは動画を見て感じた、私個人の創作手法や創作物全般に関する考察のようなものです。
創作物を書く予定の人、読む人、どちらでも参考にして頂けたら嬉しいです。



                  Ⅰ.ツカミで引き込む技術

冒頭には死体を転がせ、とは昔から言われています。この記事で最初に書いた一文が例となります。
あれ自体は私が咄嗟に思い付いただけの物ですが、いきなりで「は?」「え……?」と感じて頂けたはずです。
はずです(二回)。

何事も最初が最も見られる所であり、そこでハマるか否かを判断するのが読者です。
どんな娯楽でもシリーズ物は最初のパートの知名度が高いですよね。最初は最重要なツカミなのです。
長く続く程に人気が落ちるのはこの為で、人気に乗っかって締め所を失ったと思われた場合は
不人気になっていくのが宿命です。ジャンプ漫画の引き伸ばし戦略が賛否分かれる理由もわかります。

最近では「進撃の巨人」を例に挙げるとわかりやすいのではないでしょうか。


ベル何とかさん
ここですね。この作品はこういう世界です、というニュアンスも含んでいます。

漫画でもアニメでも同じ事が言えます。漫画では1巻が良い区切りになっており、エレン死亡まで。
アニメ1話は母親が食われるまで。こういったものがインパクトのあるツカミです。
冒頭には死体を転がせ、と書きましたがそれ以上の絶望という点で読者を圧倒的に引き込みます。

「進撃の巨人」の漫画を読んでいて不自然な流れがあると思います。時系列で進まなかった点です。
順当に行けば壁破壊→【訓練兵時代】→【トロスト区】という流れになるはずです。
ところが実際はトロスト区の戦いが2年前の話である訓練兵時代より先に持ってこられています。
原作者の諌山先生はアニメでこれが修正された事を喜んでいました。どちらが順当かはわかっているのです。

では何故か、と言えばツカミです。別冊マガジン編集部に連載を続けさせてもらう手とも言えなくはありません。
1巻の衝撃である「主人公が巨人に喰われるシーン」を1巻という最初で最重要のツカミにしたのです。
これにより「何だこの漫画は……」と読者に思わせる事に成功したでしょう。非常に上手いです。
アニメでは1話ごとが区切りなので母親が食われるシーンをツカミとした、という感じです。



                    Ⅱ.作者=神=親

神、と単純に呼んでいますが自分の創作した世界の神が作者という話です。
ところで日本神話の神様には荒魂(アラタマ)和魂(ニキタマ)という概念がある事を知っていますか?
荒魂は神の荒々しい側面、和魂は神の優しい側面です。神はどちらも持っているそうです。
確かに自然現象でも適度なら恵みの雨と呼ばれ、強過ぎると祟りだとか言われます。


作者は神。やはり荒魂と和魂の両面を持つ神であると良く、ストーリーにカタルシスを含ませて進展させるには
キャラを殺す覚悟を以ってしての脚本が求められます。キャラは言わば作者の子供です。
どれだけ設定が絶望的だろうと、作者はキャラがギリギリ乗り越えられる絶望の度合いを吟味して世界を作る、
厳しくも優しい親であり続けるのです。

ハガレンの荒川先生はエドの声優のパクさんに
「エドは私の息子です、息子を宜しくお願いします」と言ったそうです。かなり曖昧ですが。
ハリポタのJKローリング氏はシリウスが死ぬシーンを書いた直後に嘔吐したと言います。(5巻・あとがき)


「作者のクセに熱狂的ファンみたいな事を……」と思うかもしれません。
しかし自分の好きな作品を見終わって続編を期待してしまうファンのそれと同じだと思うのです。
続きを描く事はすなわちキャラに更なる困難を与え、次なる新たな展開を望む事です。
キャラが実在していたら溜まったもんじゃない。荒魂と和魂で言う荒魂を、享受する側も望んでいるのです。

これが岡田氏の語った「作者もファンも悪魔」という事だ。中毒性、とも言っていました。
3次元が2次元を徹底的にイジメる事に成功した作品は名作となるのです。
可愛い子には旅をさせよ、を実行した親の子が立派な人間になるのは確実でしょう。


イジメは自分より下の立場と思っている存在に向けてしか起こらない。
キャラが傷付くとわかっていながらと続きを書き、読む。2次元と読者をそういう関係にさせたら作者の大勝利。
中毒性とはこういう事で、とんでもないサディズムだがその通り。現にこの関係を作った作者は腕が立つはず。
神でありながら親でもあるのだから、書くにあたっては子供を大事にするのは当然です。




                    Ⅲ.敵の魅力

敵勢力が良い作品は面白い、と言われます。アンパンマンにおけるバイキンマンのような完全悪の敵が
居るだけでは深みを感じられないとされます。敵対はしているが敵は彼らなりの正義を持っている事は重要……
これは言わずもがな。悪役が動くからストーリーが動き、それに対応する主人公も動いていく。
つまり悪役は物語のエンジンです。

そこに作者自身が魅力を感じないのであれば読者にも同じように感じる訳で。
「とある魔術の禁書目録」にて、アクセロリータ……じゃなくてアクセラレータが
裏主人公になっていったのは有名だが、悪役にも熱い思い入れがあってこそだろう。


ヒット作品を見ると、
「まどマギ」のキュゥべえ・「エヴァ」のカヲル君・「進撃」の巨人・「ハガレン」のホムンクルスのような、
人類を個人としては見れない存在が敵に居る事も共通します。人を普通に人間として見ていないキャラです。

まるで価値観の通じない正義が主人公の対極にある構図が好まれているようです。私も大好きな構図。
未判明を含め、そこには理由付けが必要となっています。
その理由を考察させ、読者側に議論させる事で話題にもなる。ダークファンタジーが最近に大流行した作品に
多いのはこの為かもしれません。先を予想させない、又は誰も予想しない展開にする時、
この議論で決定的な結論が出されないようにする技術も必要です。


すぐに思い付くのはミスリードで、読者側の予想をコントロールする事でしょう。
今や誰もが多くの作品を知る中、日本は世界中で最も目の肥えた創作活動場所となっていると言えます。
最強の素人集団を相手に戦う覚悟が必要です。ネットは強豪相手。

また、巨人や魔女や使徒などが放つ不気味な雰囲気、言ってみれば正体不明さから来る魅力もあります。
今や魔法が使えるキャラというくらいでは「所詮は人間」であり、実力も正体も未知数な謎の塊の如き敵……
これくらいでないと光りません。新しい悪役の形が形成されつつあるように思えます。人外である場合が多い。

飛行石さん  黒マリモさん

悪徳セールスマンさん  百江なぎささん

 


                    Ⅳ.パクリではなくなる瞬間

巨人の諌山先生はマブラヴが根底にある事を公言しています。
同じく人類が未知の存在に脅かされながらも立ち向かっていく話だそうです。無知ですハイ。

しかしパクリだと言われた事があるだろうか。これは言われなくなるまで独自性を強めて昇華させた結果。
元の色より自分の色が濃くなった時、それは最早パクリではなくなります。

そもそもパクリを言い出したらどこまで遡る事になるのかやかったもんじゃない。確かに屁理屈です。
既に確立された独自性に色が負けた時、パクリとされます。こうなったら完全に元作品の下位互換。
現代ではオリジナリティが最大限に評価対象となっています。著作権コワイ。



                    Ⅴ.これからの創作物を考察

書いていて気付いたが、現代の創作では大衆をコントロールさせる能力が力を発揮するだろう。
ネットの影響もある。難しいが、フラグに縛られないミスリードが効果的な手法になるのではないかと思います。
出し尽くされたからこそフラグと呼ぶのであって、フラグはギャグシーンくらいしか使い所が
なくなりつつある気がします。それだけ進歩している、とも言い換えられます。


私は、何故か人気を博すライトノベルに多いテンプレ設定が嫌いです。飽くまでも個人的な趣向ですが。
異世界ファンタジーなら
「不意な事で死んだ少年が神様的存在の声を聞いて異世界転生、勇者となって魔王が……」
という思考停止もいい所だと言いたくなるような設定が溢れ返っています。

何かしらが上手くてヒット作品になったとしても、おそらくこれから先も名作と口を揃えて
評価される作品は出てこないはずです。テンプレ設定に自分好みの内容を放り込んだだけでは二番煎じです。
個人の目指す差はあれど創作したからには評価されたいのでしょう。テンプレでは自分が書く必要性に乏しい。
好きな作品を見つければテンプレ作品なら幾らでも出てきます。

現状ではあまりライトノベル界に名作を生み出す期待はできません。
最も、個人が名作だと思えば押し付けない限りそれでいい。これらは世の中に評価されるか否かの話です。

――――――――――――――――――――――――――――


どうでしょうか。エヴァもマブラヴもニワカなので甘い部分も目立ったかもしれません。
私の思う「名作」とはこういうもの、という話でした。世間で大流行するアニメ等はやはり面白いです。
……私は仲間が居ないと寂しさを感じるのか何なのか、メジャーなものしか手を出していない可能性も。
やはり考察である限りは個人的な偏りはありますが、読んで頂けたら嬉しいです。
文章ばかりの記事ですみません、ご苦労様でした!


[新編]魔法少女まどか☆マギカ―叛逆の物語― 感想&考察
久しぶりの「フリージャンル考察」カテゴリーの記事となります。対象は記事タイトルの通り。
これから一度3DSを修理に出すので、ポケモンXYプレイ日記は1週間以上なくなります。御了承ください。

まどマギは2010年にアニメ全12話が放送され、受賞する程にヒットしました。その続編です。
メインキャラのかわいい系統なイラストとは裏腹に、かなり黒い展開も多いのが一因です。
魔法少女モノの皮を被ったダークファンタジーと言えるかもしれません。大体キュゥべえのせい(◕‿‿◕)


     これはポスター……?

キャラと背景の雰囲気が違い過ぎて「背景、空気嫁」と言いたくなりそうです。
劇団イヌカレーの2人が手掛けています。魔女結界のシーンを見るまで知りませんでしたが、人を魅きつけます。

脚本の虚淵玄さんは“脚本が虚淵だから見てみる”とされる程に注目を集める脚本家となりました。
虚淵脚本は他に「サイコパス」「翠星のガルガンティア」等。自分の見ていたアニメ多いなw
虚淵脚本だから見た、ではなくサイコパスの後から知った事なんですけどね(◕‿‿◕)


          ☬     ☬     ☬


前置きはこれくらいに、実は自分は公開日の26日にも劇場の近くへ行ってみたのですが、
リアル“お前ら”と言いますか……ネット住民を具現化した方々……居るもんですねw
まぁ私も他人の事は強く言える程ではないのですが、熱狂的ファンの大行列を見て引き返しましたw
“お前ら”、すまんorz

公開日に行ったお前が悪いだろ、と言われればそうです。満を持して金曜の正午に行ってきました。
残念ながら(まだ)ニートではなく、大学がなかっただけですw  ウェヒヒ、サーセンw
前売券を買っていなかったものの、さすがは平日の正午、当日券で大丈夫でした。でも中々の人数。

          キュウべべぇ
そこに置いてあった人形。ベベ&キュゥべえ=キュゥべべえ。何故ここに。訳がわからないよ。
席に着いたら着いたで、映画前の注意に声付きのキュゥべえが登場。訳がわからないよ。
映画泥棒さんの仕事を奪うなよ! No more 映画泥棒! (◕‿‿◕)


          ☬     ☬     ☬


こんなソウルジェムのような記号(↑)があるんですねw  (◕‿‿◕)
映画内容を書いてしまうと完全にこれから見る人に見てもらえないので、断片的に取り上げていきます。
よって、※ これより下はネタバレを大量に含みますので注意してください。

          魔法少女ほむら☆マギカ
ネタバレでブラウザバックする人の為のスクロール分を、無料配布される色紙で補うプレイング。
全員分あるようですね。自分は今作の主人公ポジションである、ほむら絵。白髪って言うな。
どのキャラが好き? なんて聞かれたら……キュゥべえですかね (◕‿‿◕)
魔法少女の誰かとでも思ったか!!
  見かけ騙しの外道宇宙人とか魅力的過ぎる。


          ☬     ☬     ☬


ここから本編の感想となります。魔獣との戦いかと思いきや魔獣なんて出てきませんでしたw
どうやら「ナイトメア」と呼ばれる厨二っぽい敵と戦っているようです。見た目は魔女なんですが。
変身シーンが全員分用意されており、かなり時間も割いていた印象。あれだけ見たら完全に萌えアニメw
しかもキュゥべえが「キューキュー」鳴く、ただ可愛い生物になっている事に違和感。
後から考えると、この違和感は意図的だったんですね(◕‿‿◕)

(そういえばピュエラ・マギ・ホーリー・クインテットって何ぞや……)

開始時はまるでアニメ版の第1話。ほむら転校シーンでビクビクしてなかったので時間軸が気になりました。
ほむらが違和感に気付いていき、杏子と街を出ようとすると元の場所に戻ってきてしまう事が判明。
何となく察してはいましたが、街全体が魔女の結界で出来ているのでした。


魔獣と戦うはずだったのに敵はナイトメア。まどか神によって魔女は消えたはずなのに魔女の結界……。
ほむらはマミさんにくっついてる謎生物・「ベベ」=シャルロッテ第一形態と瓜二つだと思いだし、
フルボッコにしようとするがマミさんに発覚。ほむらVSマミさんは映像が凄かった(小並感)

ベベが「百江なぎさ」に変化。前情報なしで行った私も、なんとなくそんな気はしていました。
しかし、新キャラだというのに特別な立ち回りをする訳でもなく、出番も少なく空気幼女でした。残念。

さやか登場で休戦し、謎解きタイム。ほむらは消去法でさやかを疑います(◕‿‿◕)
さやかはアニメ版と違って既に色々としった上でのキャラでしたね。なぎさ以外はキャラが立っています。
魔女を倒して街を壊す、それをするとほむら自身も理想的な現状が破壊されてしまう。
魔女を無理にでも消す必要を問うさやか。黒幕の思惑を知っての行動だったんですね。


          ☬     ☬     ☬


個人的にここから後半。ほむらは夜の公園でまどかとレズレズしい展開に。いや、ちょっと待て。
「円環の理」そのものとなったはずのまどかが、ここに普通に居る事も違和感です。
最初から変だとは感じていました。だからこそ最初は「どの時間軸か」と真っ先に考えたのです。
ほむらの口からも、パンフレットでも“あのまどかは紛れもなく本物”とされています。
これについては未だに少しスッキリしない所があります(◕‿‿◕)

まどかと別れ、ほむらは自分が魔女になっていた、という答えに到達。魔女化します。
ここでようやく我らがQBさんが喋ります! コイツが喋り出すって事は全てを打ち明けるって訳だ。


アニメの最終回ラストシーンにて、ほむらはQBに魔女の存在とまどか(円環の理)の存在を明かしていました。
QBはその方がエネルギーを簡単に入手できる、と抜かしていましたね。
理の存在を立証する為、QBは理の影響を受けない結界を作ってほむらを幽閉。
そこで魔女化させるプロセスを再現し、本当に魔法少女が魔女に変化可能かを観測する。

これが前半の理想的すぎる魔法少女モノ展開の真実だったようです。

全てはクッソ汚い淫獣、QBによるもの。やっぱりテメェが黒幕か(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)
ナイトメアという存在も、魔女の無いほむらの理想世界で皆と一緒に戦う事のできる都合の良い敵でしかない。
こういう事実を言葉で表現しないのが難しくさせていますが、それが面白いとも言えます。


これを救う為に全員終結。さやかに至っては人魚の魔女(オクタヴィア)をスタンドの如く使っとりますw
ほむらを救い出し、結界を囲んでいたQBの群れを殲滅。殴りたくなる顔が沢山。
こうして現実世界に意識を戻したほむら。円環の理(まどか)と再会するも、まどかを理から引き離す。

理が適用されない前半の世界にまどか&さやかが居るのは理解できます。
まどかが居る、つまりアニメで魔女となったさやかも理の一部(本人曰く鞄持ち)として存在します。
他の魔法少女も夢でなく本物だったようですが、どうやって前半の世界に居たのか。
……キャラをキャラとして見ずに、キャラを概念として見ないと理解できなかったのかもしれません。


ほむらは世界の理である神(円環の理=まどか)の意に反し、人間・まどかの存在する世界に書き換えました。
神の定めた事を乱す自分を「悪魔」と形容したのでしょう。「デビほむ」と呼ばれているとか。
1話の流れに“円環”し、リボンを返して終わり。ほむらの望むまどかの居る現実世界となりました(◕‿‿◕)

出来る事なら理になんてなりたくないと語るまどかですが、最後にはルールを変える事に否定気味でしたね。
ほむらの叶えた願いは「全を救った」まどかと対比して「個を救う」ことであり、神と悪魔で更に対比。
ED後の映像はQBがボロボロになっており、ほむらの投身自殺とも受け取れるものでした。
落ちたのは月が欠けた方。「THE END」の後ですが見たと見ないでは大違いな終わり方です。
完全にハッピーエンドとは言い切れないのが虚淵脚本。


          ☬     ☬     ☬


本編をかなり省略して書きましたが、やはり細かい所でしっかりと理解できていません。
大筋は理解できたとは思います。結果的にQBに一矢報いたのでしょう。それでも生きていましたがw
地球撤退やラストシーンのボロボロになっている姿。やったぜ。

間違いや意見があるのであればコメント欄に書いてくださると嬉しいです。返事をします(◕‿‿◕)

何はともあれ、ほむらがまどかLOVE過ぎて狂っているように思えましたw
まどかの願った、誰も魔女にならない世界でありながら、ほむらの願ったまどかの居る世界も実現した。
一応は大勝利ですね。まぁ、魔獣はどうしたと思いますけど。続編は製作者すら「出来たら」状態。
続編は可能性を残す終わり方をした、というスタンスに留まっています。
二次創作などをする余地のある終わり方にした、とパンフレットにあります。


表側表紙 裏表紙

そのパンフレットです。左が表、右が裏。約1000円。
かなり凝った外装だったので買ってしまいました。後悔なんて、あるわけない。
劇団イヌカレーの描く魔女世界のイラストですが、よく見ると本編に出てきた絵の積み重ねです。

全体を通して映像美は凄まじいものがありました。本編内容が理解できずとも見に行く価値はあります。
タイトルに釣られて子供を連れてはいかないようにw  子供が見たら泣きます。特にコイツに→(◕‿‿◕)
タイトルの叛逆は理に背く世界を作った、の意味ですね。



     ↑
少しアレンジ入りメドレー。劇中のゲームセンターで流れていた曲が「コネクト」で吹きましたw
マミさんのテーマは今や「処刑用BGM」として名高い。今作は誰も死にませんでしたね。




(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)
                   僕と契約して、魔法少女になってよ!
(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)(◕‿‿◕)

こんなシーンが実際にあるから困る。増えんな。回るな。こっち見んな。こっち来んな。生きるな。



                    /人 ‿‿ 人\
                   † 吐 き 気 を 催 す 邪 悪 †                  

『伏 鉄砲娘の捕物帳』 感想&考察
予告していた通り今日は『伏 鉄砲娘の捕物帳』を鑑賞してきた、その感想記事です。
ついでに文学部らしく考察も織り交ぜながら書いていきたいと思っとります。


一番近いのに交通の便の悪かった映画館を諦め、ちょっと遠いけど駅から近い映画館へ。
早めに来たので途中のカードショップで遊戯王を物色。ここにも超古代恐獣がないだと……!?
品揃えは微妙だったので10円コーナーで「エヴォルド・カシネリア」だけ購入。10円だけの支払いw
効果は活かせるのでジュラムベルに投入しときます。「諸刃の活人剣術」も帰りに50円で買いました。

時計を見ると始まる30分前。時間を使い過ぎたので走って映画館のある施設へ。
道は特に大きく間違う事なく到着。さすが都会だけあり混雑してました。エヴァの巨大ポスター発見です。
残り10分だったので急いで前売券をロビーで当日券に交換。そして急いでトイレ(ぇ
映画館のお供、ポップコーン塩味先輩を買ってスクリーンへ直行しました。



――――――――――――――――――


上映時間丁度でしたが、恒例の違法撮影禁止の映像や予告があり、息も落ち着きます。
10分後、『伏』開始! 序盤は事前に予告されていた通り、冥土の語りと浜路の狩りのシーンから。
ほぼ予告映像と同じでしたが、狼のタテガミが黄色で信乃の姿に照らしあわされていました。
ここで浜路が感じた違和感……って、これも事前に監督のインタビューにありました。

監督インタビューの詳細はYou tubeにあるので、気になる方は探してみてくださいね。
因みに住職の役は竹中直人さんでした。


漫画版にあった台詞、それに『南総里見八犬伝』を読んでいるからこそ解るシーンもありました。
桜庭さんの『贋作:里見八犬伝』だけは未読なので、読んでいた方はまだ気づいた点があるかも。
ネタバレし過ぎないように気を付けますが、それならこんな記事を読みに来る方など居るでしょうか。


山から下りたら信乃を追う事に。信乃さん鉄砲の使い方、間違ってるよ! 振り回すもんじゃありません!
でも身体能力で馬加(マクワリ)達を一掃。馬加さんが左目を負傷して隻眼に。
因みに江戸に来るというのは現代の上京のようだと寿さん(浜路役)が言っております。

逃走して予告で有名なシーン。信乃役の宮野真守さんも言っていますが、信乃の本性は「優しさ」なんですね。
信乃さんマジイケメソ。宮地監督つながりで引き合いに出すなら『千と千尋の神隠し』のハクとはまた違った雰囲気のミステリアス感と優しさを持っているように思います。信乃の方が現代的な理想イケメソ像でした。

信乃が伏だと知らないとはいえ、ここで浜路は毛並が綺麗だと言ってくれます。
信乃はどれほど嬉しかった事か。浜路は『もののけ姫』の中立のアシタカポジションという訳か。


兄・道節との再会。漫画版より影のないお兄さんで、浜路曰く「素直を取ったらスカスカ」な人。
なんだかんだでコメディ要員にされていますが、物語が後半になるにつれ良い味を出すキャラです。
長屋のメンバー登場。劇団ひとりさんの世四朗、東太、番作、船虫の4人です。
長屋って現代で言う寮みたいなもんですね。金で生きていく街での生き方を知る浜路。
道節の家の扉には後から書き加えたように小さく「道節“と浜路”」の文字。細かい。

吉原大遊郭、凍鶴太夫との捕物。の、前に、遊郭の人間を拒む浜路。これは漫画版でもありましたね。
信乃と再会して助けてもらい、衣装チェンジ。やっぱり優しいイケメソ。今作は中性的な「少女」としての浜路が成長して女性になる、というコンセプトなのだとか。重要なので下で考察します。


お歯黒ドブの場面に。ここで信乃は女性の裏と表の話をしますが、影と陽を描くのも今作のテーマだとか。
伏は生きる為に人を殺しているが、人間も随分と酷い事をしてるんだぞ、と暗に言っている気がしました。
そういえば、既に残る伏は信乃と凍鶴しか居ないんですね~。漫画版では全員分、描いて欲しい。
他の伏との捕物が今作で描かれてないのは単純に時間の都合でしょうが、伏はこの2匹で十分でした。

浜路&道節の兄妹VS凍鶴太夫。アクションシーンが多くてウハウハです。
最終的には浜路が猟銃で致命傷を負わせますが、ここで浜路は狙いが定まる事を「繋がった」と言います。
キャッチコピーである【猟師と獲物の間には、見えない糸があるという。】とリンクします。

弾道が獲物と猟師の間の“糸”となり、最期の一瞬だけ繋がる。
撃たれる側の身体的な痛みと、撃つ側の情けを押し殺した心の痛み―――最期の一瞬だけは共有する。
主題歌『蝶々結び』やキャッチコピーはこうやって着想を得たのでしょう。

凍鶴の最期。後に知らされる凍鶴の寂しさの綴られた手紙を受け取り、後から来た道節が首を切ります。
哀れにもお歯黒ドブに落ちた首は、浮かんできた時には犬の頭に。……これが伏狩り、か。
太夫(遊郭の最高位の女性)である凍鶴は女性の象徴のようで、浜路の心情にも影響を与えた事でしょう。
あの鼻血は無心で獲物を狩っていれば良かった浜路が、死について考えなければならなくなった為でしょうか。
つまり人間が相手の狩りを見て頭が混乱状態。


賞金を「分割」して、道節とは互いにタッグを組んでの伏狩りをやめるよう提案。
ここから兄妹は単独で日々を送りますが、そこで流れる挿入歌「のこされし者のうた」。
タイトル的に唯一の伏となった信乃の歌? 灯篭流しのシーン、どういう経緯か知りたいわ。
死んだ伏への弔いの意味が込められていたのでしょうか。


兄妹の仲が直らないまま、信乃から深川一座へと招待され八犬伝を鑑賞します。
伏姫を演じる女形の信乃さんマジイケメソ。上演後に呼び出された浜路は信乃が伏だと知ります。
「俺を殺せよ!」というのは浜路との決別だと宮野さんは言っています。
浜路が泣きながら歩く有名なシーン。あー、恋、してたんだよなぁ。その人を狩らないといけないなんて。


道節は船虫への思いを告げます。なんだか漫画版の盛大なネタバレを見た気がした。

冥土と本格的に関わる。彼女の家に泊まらせてもらいます。桂歌丸師匠演じる滝沢馬琴の登場です。
冥土に手紙を渡し、内容公開。今作では「繋がり」を「手紙」で表されています。
『八犬伝』から生まれた浜路が、原作者の滝沢馬琴と笑うのは何だか嬉しい気持ちになりました。

おかげで恋の迷いも断ち切り、道節と仲直り後に長屋へ。ここで信乃に買ってもらった女性の服を着ます。
重要ポイント1。信乃が狙われると予想して行くのなら、これは決戦装束となります。
船で送る途中の船虫は母となる女性で、そんな人に着物を着させてもらっています。
赤ん坊を抱かせて欲しいと言う浜路は確実に大人になってきているのです。


一方で徳川家に追い込まれた信乃は馬加のリベンジを退け、彼を人質に。コイツよく負けるなw
オマケに徳川家は馬加を見離し、馬加は信乃に捕まりながら逃げ場がない事を察します。
徳川家定の居場所を教え、自らは死にに行く。サムライの鑑だな! 悪役なのに恰好良かったぞ!
彼は死に際に城へ火を放ち、絶命します。裏切った徳川家への置き土産という訳ですね。

長屋メンバーが協力して信乃と浜路をアシスト。でも一般人なので捕まります。
そこで現れる道節兄貴。侍だけあって奉行を制圧! セリフ格好いいな兄貴。

伏を追うのに徳川家の鉄砲隊を倒す浜路。城内では信乃によるイケメソ無双。人がゴミのよう。
信乃VS徳川家定。まさかアンタがラスボスかw 村雨丸は原作に基づいて水の剣となってますね。
信乃が獣化、すると家定は鬼化。何があったって、それは顔が別人になる。怖い形相のオッサンに。
一人称は「僕」のまま。個人的な解釈ですが、あの顔は人間の裏の顔みたいなモンだと思います。


新事実。凍鶴の手紙にあった親兵衛の父親は家定だった! そりゃ太夫だもん、有り得る話だ。
それを過ちだったと語る家定、凍鶴の首を前に「まがい物」と拝んでいたというのか……!
家定は13代将軍。ペリーやハリスが来た時の将軍で、実際に「よそ者」の脅威に晒された人だとか。
こんな所で史実とリンクしているとは。非常に疑心暗鬼な人だったそうです。

信乃、勝利。でも生珠は喰らわない。7匹の伏の仇ですから、獲物でも喰いたくもないんでしょう。
顔の戻った家定は赤ん坊のようでした。同時に浜路も追いつき、江戸城の屋根へ。

このシーン、原作で前半の山場となる「芳流閣の屋根での信乃と現八のバトル」です。
彷彿とさせる、というか完全に意識しているそうです。馬加の放った火災は江戸に広がっています。


原作、現八との勝負は屋根を転がり落ちて仲間となりますが、信乃も死を決意して飛び降ります。
何故ここで落ちる必要があったのか考えると、伏が自分一人になって復讐も終わらせた事、そして当代の将軍を倒した事で、このさき生きていけるとは思わなかったのでしょうね。
それを猟銃で止める浜路! イケメソを救出だぜ!

凍鶴の手紙は信乃に託し、背景が爆発。爆風で(?)浜路の結わえていた髪留めが吹っ飛びます。
重要ポイント2。髪を結んでいない浜路は美人でした。また一回り大人になったのです。
少女という、まだ中性的なキャラから恋を知った女性へと変貌を遂げたのです。

助けた獣の信乃と抱き合って、めでたしめでたし。「いつまでも繋がっていてくれるか?」の問いに頷く。
“村雨”が降ってきて火災は収まり、大団円。お前らもう夫婦でいいよ!
でもしっかりとした別れのシーンは欲しかった。


晒し首が並んでいた場所には信乃の犬仮面が。Charaさん演じる馬琴の娘がこんな事を言います。
「犬は人に寄り添ってくれる存在でありますように」(非常に曖昧)
比喩で付き従う人を「~の犬」と言ったりしますが、縦の関係でなく横の関係でありたいものです。
仮面を残していった信乃は江戸を去っており、「他の首と一緒にさよなら」の意味……?

信乃と別れ、Charaさんの主題歌「蝶々結び」が流れ、キャラのその後。道節は結婚して父親に成長。
家定は改心して歪んだ考えがなくなります。殺そうとしていた相手に生かされて伏を受け入れたのか。
江戸城付近の川で花火。浜路は冥土に文字を習い、姿を江戸から消した信乃と手紙のやり取りを始める。
冥土は自身作の『鉄砲娘の捕物帳』を、「伏から手紙が届いた」で終わらせました。

「蝶々結び」二番は黒字にスタッフロールが流れ、おしまい。

――――――――――――――――――


「手紙」=「繋がり」が最後に活かされたんですね。遠距離恋愛みたいな関係です。
浜路は銃を殺す為に使わず、最後には信乃の救出の為に使ったのも面白い所です。
原作と漫画版にあるという伏の寿命が20年という設定はありませんでしたが、あったら切な過ぎますか。

結論、良かった!! 全年齢対象ですが大人向けです。
1年後に金曜ロードショーでやるのかはわかりませんが、この調子でヒットすればやるのかも。また見たい。
江戸の街は終始カラフルなのですが、今作はピンクが基調とされているそうです。

滝沢馬琴自身が「伏を幸せにしてやりたいが、物語は全て贋作に過ぎない」と言いました。
原作は桜庭一樹さんの『伏 贋作:里見八犬伝』も今作『伏 鉄砲娘の捕物帳』も贋作(ニセモノ)。
ニセモノではあるが物語(読み本)の『南総里見八犬伝』も歴史にはないニセモノの話。
どれが本物だから最高、なんて事はないって訳ですね。スタッフからの作り手としての願いですよ。



今作には「あいこ」という言葉が頻出します。「あいこ」とは勝ち負け・損得のない事。引き分け。
いわゆる五分五分。これは伏を指してもいて、人と伏のED後の関係に当たります。
道節は浜路が江戸城へ行く際に「相子にしてこい!」と言って送り出します。
二人共、生きる道を選んでこいよ! っていう結婚を決めた兄としての激励ですね。

人が伏を殺した事実は変わりませんが、世間(幕府)は残る信乃を受け入れました。
伏が人を殺して生きながらえてきた事実もそのまま。両者は痛み分けをして終わります。

予告にもある「手を出すな! 信乃は、俺の獲物だ!」は浜路のプロポーズに思えてきます。

猟師として、という思いもありますけどね。監督は「弾丸は信乃の為に残されている」と言っていました。
つまりルパンと銭型警部みたいな関係。追う側も追われる側も、相容れないけど相手を思っている。
銭型警部はルパンを追い続ける事が生き甲斐であり、だからこそ他人になどルパンが捕まって欲しくはない。
ルパンも同じ。浜路と信乃だって、こんな愛の形でもいいじゃない。だから助けた今回の件は「あいこ」だよ。

残された弾丸が、狩る者と狩られる者・浜路と信乃に「繋がり」を持たせてくれますね。

今作にテーマを掲げるならコレかな。「相子で許そうよ」
相子って要するに相手を許す慈悲の心では?
みんな間違うものだし、自分が相手を許せば相手は自分の過ちを許してくれるようになってくれます。


現在、手元にはパンフレット・公開直前ガイドブック・前売券特典・漫画と『伏』だらけ。
これらや公開前のインタビューなどを参考に考察した部分も含んでおりますので注意してください。

頬の赤いのって、霜焼けだったんですかw あれ非常に気になるから無くて良かったと思うんですが……。
終盤の盛り上がりも良かったです。登場キャラの総力戦で主人公&ヒロインの道を開くっていいですね。



『南総里見八犬伝』は無限に広がっていく力がある、と原作者の桜庭さんは語っています。
八犬伝をモチーフにした『ドラゴンボール』も、人気の為にストーリーを加えらえた漫画です。
更にアニメオリジル版までやってもファンに受け入れられています。それが八犬伝の魅力ですね。
八犬伝も江戸時代に滝沢馬琴により相当な長さまで続けられました。これって凄い事ですよね!
今作もそんな八犬伝の“広がる力”の一つです。

また思い出した事があれば編集して追加していきたいと思っています。
漫画版は25日のビッグガンガンにて第6話が連載します。早く次号が欲しい。
『伏 鉄砲娘の捕物帳』、是非映画館で。鑑賞した方はコメントくれると嬉しくて爆発します。
それでは~。








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ナユタ

Author:ナユタ
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